〜秋の渡り鳥調査〜
冬鳥が越冬するために渡ってくる秋の渡り鳥の調査。
今年はいつもの金光寺山と海士町中里の芦原の2か所で行いました♪
金光寺山では隠岐で繁殖している
メジロ・キビタキ・ウグイス・ヤマガラ・ヒヨドリが多くとれました。
あまり渡りの鳥がかからないなあということで
今年は海士町中里に僅かに残っている
芦原で芦原に集まる鳥の調査も行いました。
ここで調査をするのはしぜんむらとしても初です。
なんと中里の芦原の調査では
隠岐のバンディングでは初の珍鳥が何種類もとれました。
【アカマシコ 図鑑には「ごく少ない旅鳥(主に日本海側の離島、対馬、南西諸島)」
と記載されている。珍鳥中の珍鳥です!】
【コヨシキリ 草原・芦原・湿地に生息。海士町諏訪湾の芦原で巣を発見したり、目視したことは
ありますが、隠岐の調査で獲れたのは初です。】
【ジョウビタキ 芦原では茶色の鳥ばかりが獲れる中、黒と茶色、翼の横側に白い斑点をつけて
なかなか映える。】
長年、隠岐で鳥の調査をしてきたそんちょうも大興奮!
今後その調査結果をしぜんむらと連携している
生物調査機関に論文発表する予定です♪
地道な調査がこうして研究の成果となることは
とても嬉しいです♪
また、海士町で芦原の環境は、
かつてはあった休耕田が今ほとんどないことや、
埋め立て等で僅かしか残っていない現状です。
中里の調査地も18m×20mくらいの僅かな
芦原でした。
1000キロ以上も移動する鳥たちにとって
この芦原は貴重な休憩地となっています。
どうかこの芦原が来年も残っていますように・・・
あいちゃん
ちょうど昨日、海士町からスタートしたところ。
今回のテーマは隠岐に住む鳥たち。
ここ数年の調査で明らかになった無人島に生息する希少な鳥たちに迫る
脅威について紹介しています。
この他、身近だけれどよく知らない鳥たちのことについて楽しく学べるよう、
標本やクイズなどもご用意していますので、ぜひお越しください。
○開催スケジュール
海士町 : 8月14日〜8月31日(Entôジオラウンジ)
隠岐の島町: 9月2日〜9月25日(隠岐自然館)
知夫村 : 9月29日〜10月22日(来居港フェリーターミナル2階)
西ノ島町 :10月25日〜11月19日(西ノ島ふるさと館1階)
※期間は変更となる場合があります。
詳しい開催状況は、隠岐ジオパークの公式HPでご確認ください。
]]>
「ふるさと再発見ツアー」で「タケシマシシウド」を取り上げて、
しぜんむらに声が掛けられるのは久しぶり。
今回、海士町と共に保全活動を企画できたのは
これまでの調査や保全・啓発活動の積み重ねだなと感じ、とても
嬉しく思います。
【ふるさと再発見ツアー:島民と共にふるさと海士町の足元にある
自然・文化的魅力、価値を見つめなおしていくイベント企画】
島前高校生の環境保全グループBACK TO THE NATURE主催の
春の自然感察会、第一弾のお知らせです。
【金光寺山植物観察&野草食体験】
日時:4月22日(土)10:00〜13:00
(雨天決行/荒天中止)
講師:隠岐しぜんむら 深谷 治
内容:?金光寺山を歩いて春の自然観察をしよう
?野草を採って料理して食べよう
集合場所:金光寺山展望台
※小学2年生以下は保護者同伴でお願いします。
参加費:500円 (※植物観察だけの方は無料です)
お申込みはこちらからお願いします↓
https://forms.gle/yigVtpwLKTo2YrgV7
]]>
隠岐ジオパーク海洋ゴミシンポジウム2023
大人のプログラムでは世界のジオパークと会場の隠岐とをZoomで
つなぎシンポジウムを開催しました。
そのシンポジウムで隠岐の取り組みとして
海士中学校1年生が総合学習で行ったアクション、
「海士町の海岸をきれいにしよう!」を発表してくれました。
そもそもシンポジウムを企画する段階で
隠岐で海洋ゴミについて取り組んでいることはないかと探していたところ、
偶然にも海士中学校1年の総合学習の講師として
しぜんむらのスタッフが授業にいくことになりました。
そこで海洋ゴミをテーマに活動しているグループがあると知りました。
【総合学習で海ゴミを調査している様子】
小学6年生の時に海士町子ども議会で提案したことを
中学1年生でアクションとして実際に取り組むという学習でした。
【海ゴミでアート作品やポスターを作成し海士町内の学校に展示するアクション】
【海士小学校で展示した写真】
海士町子ども議会での提案を自分たちがまたアクションとして
取り組むというつながりが素晴らしいと感じた点と、
自分たちでアクションを企画して実行するという
実質的な学びが素晴らしいと感じて
ぜひジオパークの国際シンポジウムでこの取り組みを
発表してもらいたい!と私が声をかけました。
すると中学生・・・
「やりたい!」「やります!」「ねえみんなでやろうよ!」
なんてすばやいポジティブな反応!
すごい!と率直に思いました。
あい:「でも国際シンポジウムは全て英語での発表だけど、大丈夫?」
生徒:「総合の時間に今つくっている発表スライドを
英訳しちゃえばいいよ!」
「英語なら○○くんが得意です!」
「う〜ん、英語はちょっと苦手で大丈夫かな・・・」
現実的に考えて自分たちができるのかどうか
色々な反応が返ってきましたが、
生徒たちは”国際シンポジウムで発表したい!”
と決断しました。
生徒たちはお昼休みや休日の合間を縫って集まり、
しぜんむらスタッフと英語の特訓を重ねました。
部活をしていたり、卒業する3年生を送る会の実行委員をしている
メンバーもいたりして、忙しい時期でしたが
個人練習も頑張ってくれたようで
どんどん上達していきました。
ジオパークの国際シンポジウムは全て英語での発表。
学校の総合学習発表会用につくったスライドや文章を
メンバーと相談しながらシンポジウムの発表用にアレンジし、英訳してと
準備していきました。
発表当日は練習の成果を見事に発揮し、
たくさんの大人、取材陣の中ではっきりとした発音で
堂々と発表することができました!
英語サポートしてくれたジオパークのスタッフ・カトリーナさんや
司会のヤゴダさんも「素晴らしかった!」と褒めて下さり、
中学生も達成感や自信がついた表情をみせてくれました。
学校での学びをこうして地域で多くの人に伝える機会を
これからもつくっていきたいなと感じました♪
中学生これからも応援しているよ♪
あい
]]>3/11〜12の1泊2日で
海ゴミ体験学習を行いました。
隠岐4島の小学5年生〜中学1年生の
15名が参加してくれました。
また、ボランティアスタッフとして
隠岐島前高校1年生3名が加わってくれました。
【オリエンテーションの様子@西郷港】
今回の海ゴミ体験学習は
2021年に採択された国連海洋科学の10年における
JGN(Japan Geopark Network)取組推進宣言
に基づき、日本ジオパークネットワークと隠岐ジオパーク推進機構の
主催で開かれました。
大人プログラムと子どもプログラムのそれぞれ別プログラムで構成され、
しぜんむらは子どもプログラムの企画・運営を担当。
「海洋ゴミ問題ってどんなこと?」
「地球規模の問題って具体的に何が起こっているの?
「隠岐の海ゴミの問題ってなんだろう?」
そんなことを自分が実際にやってみる体験を通して
学習していきました。
しぜんむらとしてこのプログラムに込めた願いは3つあります。
?異年齢・違う学校のメンバーで交流をしてもらいたい
?地球規模の問題を体験して自分事にとらえ、隠岐の海の現状から考えていきたい
?海洋ゴミ問題に対して、子ども自身が次につながる実現可能なアクションを
話し合って計画する力をつけてもらいたい
そのために1泊2日を通して10の体験プログラムを行いました。
そのうちのいくつかを紹介します。
【オリエンテーション】
日本の暮らしは地球2.5個分の資源を使ってる?!
アースオーバーシュートデイから持続可能な社会について考えるSDGsワークショップ
【川の調査】
ゴミはどこからやってくるのか?上流から河口までトレッキングしながら
ゴミ・川の水質や生き物を調査!
【調査で確認した水生昆虫】
【川にポイ捨てされているゴミを発見】
【漂流ゴミ調査】
隠岐水産高校に協力をいただき、船を出していただきました。
また、隠岐臨界実験研究所の小野先生に調査講師として来ていただき
調査を行いました。
海の表面に流れるマイクロプラスチックを専用のネット(プランクトンネット)で採取
船長の素晴らしい技術で、海面の表面ギリギリに
ネットを引き、調査することができました。
微小なマイクロプラスチックやプランクトンが採取できました。
【漂着ゴミ調査】
海士町明屋海岸にて、どんなゴミが多いのか分別をしてゴミの現状を調査。
生活ごみではペットボトルが一番多いことがわかりました。
【カメの災難・ゴミはごちそう】
カメになってみてひっかかった網をとる体験
グループで共有しあいました。
・ゴミはほとんどが川から海に流れることが歩きながら知れた
・川にいる生物の調査が色々生きものがみられて楽しかった。
・カメが誤食したり網にかかってしまってることは知っていたけど
体験してみてより実感がわいた
・日本の家族の持ち物で大事だと思うものがわからなかった。
日本はなくても生きていけるものばかりの中で生活していると
気づいた。
また、最後には各グループで
「学校を変えるアクションプラン」を作成する
ワーク、発表をしていきました。
A班のプラン:写真参照
B班のプラン:中学校・高校の食器を木製やアルミ製のものに変える
C班のプラン:学校の年間行事の活動の中に(海岸清掃活動を)いれる
それぞれの班のプランは
この1泊2日の体験で自分自身が感じ、考えてきて、
”もっと海ゴミの問題をなんとかしたい!”
”みんなにも知ってもらいたい!“
という想いや願いが込められていることが伝わってきて、
とても嬉しく思いました。
学年も所属も全く違う隠岐の子どもたちが集まり、
こうして海ゴミの体験学習を行いながら
交流し、自分たちの地域の問題について考えていく活動は
地域でしかできない学びです。
今回、知識として知っていることであっても、
実際に体験してみることでより自分のこととして
感じて問題を考えいくという学びのプロセスを
得てこられたことが何より嬉しかったです。
今回子どもたちが作成したアクションプランが
今度どんな形で実現していけるか?
ジオパークのネットワークを生かしながら
次のアクションへとつないでいけたらと
願っています!
あい
]]>
草花の染色液(セイタカアワダチソウ・クサギ)をご用意していますので、好きなモノを染めてみましょう。
染めたい白色の綿の布、エコバッグやTシャツを持ってきてださい。
もちろん、いつものアスレチックはあるのでジップラインや崖のぼりなども楽しめます。
マシュマロやみかんや芋、りんごなど焼きたい人は焼きたいものを持ってきて自分で焼くことも楽しめます。
お湯も沸かせるようにしていますので、温かい飲み物が飲みたい人は、コーヒーや紅茶、スープなどを持参してティータイムなど楽しんでください。
次回は詳細はこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
日時:2月5日(日)10:00〜16:00
※雨天開催 警報がでたら中止。
大雪の場合は会場変更、染め物遊びは中止になります。
変更中止の場合、当日ホームページにて案内いたします。
場所:金光寺山 山頂展望台
対象:0歳〜中学3年生
料金:無料 出入り自由
服装:汚れてもいい服
持ち物:染めたい白色の綿の布
プレーパークってなに?と思われた方はこちらをご一読ください。
前回の1月22日は風がなく意外と暖かく、竹飯盒(たけはんごうづくり)に精を出しました!
大縄飛びや綱引きがはじまったり…。大人はお芋をやいたり思い思いすごしていました。
]]>ここまでのところ、隠岐は比較的暖かい気候が続いていましたが、来週はしばらく吹雪になりそうです。
寒さが厳しい時期が続きそうですので、みなさんお身体大切にお過ごしください。
昨年、新旧いろいろな取り組みを行ってきましたが、
今年も変わらず自然環境の保全にまい進していきたいと思いますので、
ご支援・ご協力どうぞよろしくお願いいたします!
毎年、年賀状用も兼ねて集合写真を撮っています。
いつもは夏に撮るところ、なかなか全員の都合がつかず12月に入ってからの撮影。
今回、2022年しぜんむらTシャツの色が珍しく渋めなグレイのせいか、いつもより華やかさに欠ける感じ・・?なので真夏のような明るさで撮ったつもりです(笑)
そして、Tシャツにプリントされているその年一押しの鳥は、カラアカハラでした。
過去に隠岐では確認されていなかった鳥ですが、ここ数年毎年確認できたことにより、
定期的に通過していると判断されました。
無人カメラを設置していたところ、巣材を集めている様子も記録されていたので
繁殖している可能性もあると、そんちょうは期待しています。
今年はどんな鳥になるかな〜♪
(あいこ)
]]>
1つの竹に2合まで炊けます。必ず一人一個あるわけではないので、来場者が多い場合はお友だちとシェアしなが炊いたり、時間によっては竹飯盒がない場合もあるのでご承知おきください。
もちろん、いつものアスレチックはあるのでジップラインや崖のぼりなども楽しめます。
マシュマロやみかんや芋、りんごなど焼きたい人は焼きたいものを持ってきて自分で焼くことも楽しめます。
お湯も沸かせるようにしていますので、温かい飲み物が飲みたい人は、コーヒーや紅茶、スープなどを持参してティータイムなど楽しんでください。
次回は詳細はこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
日時:1月22日(日)10:00〜16:00
※雨天開催 警報がでたら中止。大雪の場合は会場変更。
変更中止の場合当日ホームページにて案内いたします。
場所:金光寺山 山頂展望台
対象:0歳〜中学3年生
料金:無料 出入り自由
服装:汚れてもいい服
持ち物:竹飯盒をする場合、一晩水にひたした米・お好きな具(切ったもの)・食器など ※お皿やお箸はご用意していません。
プレーパークってなに?と思われた方はこちらをご一読ください。
前回の12月4日は天気に恵まれたくさんの方が来てくださいました。おにぎりを持ってきて一日中楽しむ子どもたちも。
人気のジップラインとスラックライン。
今回は竹のジャングルジムも登場
午後からはスライム作りも⁉
プレーパークでは絵具や工具セット、ロープなど道具をご用意していますので、いろいろなものを出して遊ぶことができます。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
11月の産業文化祭に
「外来種セイタカアワダチソウをつかった染め物体験」
として出店に取り組んだ6人の島前高校生。
きっかけはしぜんむらが行っている
外来種駆除活動に参加してくれたことでした。
【染め物体験の様子】
セイタカアワダチソウのお茶を振る舞いながら
お茶や入浴剤として活用できることを伝えます。
セイタカアワダチソウが花粉症の原因だと
思っている方もいて、
正しい知識を伝えると、
「毒だと思っている人が多いから回覧板とかで
もっと知らせた方がいいよ」と
助言して下さいました。
【高校生が作成したチラシと外来種についての小冊子】
高校生たちは、産業文化祭で
様々な人との交流によって
自分たちの活動の意義を
より実感したようでした。
また、イベント出店にあたっての反省点も上げられ
活動の運営に関しても多くを学んでいました。
来年度はこの学びを生かして、
年間で隠岐の環境保全活動を
展開していきたいと高校生たち。
実は、これまで島前地域で
高校生が自主的に環境保全活動に取り組む団体は
ありませんでした。
今年度、BACK TO THE NATREが発足したのは
大きな一歩です!
今後もしぜんむらとしては、
高校生の活動を応援し、
バックアップしていきたいと思います!
今後の活動が楽しみです♪
(あい)
]]>
今年は場所を金光寺山頂上に移し、時間も10時〜16時まで開催。
残念ながらの雨で来場者は少なかったのですが、アスレチックを一緒に作り、スラックライン・ジップラインで遊んでいました。
スタッフは、今回雨で来場者が少ないことが予測されたので、1月予定の竹飯ごうのお試し焼きをしてました。うん。なんとかできそう!
次回は詳細はこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
日時:12月4日(日)10:00〜16:00
※雨天開催 警報がでたら中止。中止の場合当日ホームページにて案内いたします。
場所:金光寺山 山頂展望台
対象:0歳〜中学3年生
料金:無料 出入り自由
服装:汚れてもいい服
プレーパークでは火を焚くことができます。
マシュマロやみかんや芋、りんごなど焼きたい人は焼きたいものを持ってきて自分で焼くことが楽しめます。
また、お湯も沸かせるようにしていますので、温かい飲み物が飲みたい人は、コーヒーや紅茶、スープなどを持参してティータイムなど楽しんでください。
プレーパークについて詳細はこちらから
プレーパーク 2022年度 開催!
11月13日の様子です。
]]>
日程:
11月13日(日) アスレチックを作ろう
12月4日(日) アスレチックを作ろう
1月22日(日) 竹飯ごうをつくろう
2月5日(日) 染め物遊び
時間:10:00~16:00
対象:0歳〜中学3年生
場所:金光寺山 山頂 展望台(海士町)※2
料金:無料 出入り自由
服装:汚れてもいい服(できれば長袖・長ズボン)
※1 中止・変更の場合
雨天開催。警報のときは中止します。
雪で金光寺山にあがれない場合は、会場があまマーレに変更になります。変更の際は、当日8時に隠岐しぜんむらのブログ・Facebookで変更のお知らせをします。
※2 駐車場について
展望台手前の広いアスファルトのスペースに駐車してください。
3歳以下のお子様がいる方は、上のトイレ横の駐車場に駐車可能です。
上のスペースは4台まで止めることができます。
「やってみたい」ができる!
プレーパークは、子どもが「やってみたい」と思うことを、なるべく何でも実現できるようめざした遊び場です。 自然の中で体を使って、思いっきり遊べます。
危ないことも、ケガすることも大切
木の枝にぶら下がったり、子どもは危ない遊びが大好きです。 それは、遊びの中で限界に挑戦し、自分の世界を広げようとしているから。時にはケガをすることもありますが、その経験が、本当の危険から身を守る力を育みます。
プレーワーカー(プレーリーダー)がいます
プレーワーカーと呼ばれるスタッフがいます。 困ったことや、わからないことがあったら、何でも相談できます。また、ケガをしている子や、遊具が壊れているところなどを見つけたら、プレーワーカーが対応します。
プレーパークのモットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」ことです。
プレーパークは、子どもたちの自由な遊びをめざしてプレーリーダーの元で運営されています。
子どもの欲求に応じて自由に遊ぶためには「ケガは自分の責任」という考えが根本にあります。そうしないと禁止事項ばかりが多くなり、楽しい遊びができないからです。プレーパークの趣旨をご理解の上、ご参加いただきますようお願いいたします。
【木材/くぎ/大工道具が自由に使える】
【火をつける】
【紙や絵の具・葉っぱや小枝でなにか描ける】
【ハンモック】
【おままごと】
自然の中で、遊びは無限。名前のない遊びをどんどん作り出すことができます。
昨年の様子はこちらから
ama-morinoyouchien.com/playpark_report210212/
]]>
お米だけでなく、秋の花たちもこれから咲き始める頃合いです。
植物を見ながらのハイキングにもってこいの季節になります。
さて、そんな時に役立つ本をちょっとご紹介。
隠岐に住んでいるなら既にご存知の方もいるかと思いますが、この2年間でしぜんむらでは『島あるきハンドブック』を制作しました。隠岐島前で見られる花をまとめた図鑑タイプのハンドブック「海士の花編」と「西ノ島・知夫の花編」です。
隠岐諸島では、南方系・北方系などの異なる気候帯の植物や、島に固有の植物など様々なものが混生して見られますが、これらを観察する手引きとなるような資料がこれまでありませんでした。隠岐の生態系は、ユネスコが認定する世界ジオパークとしても高い評価を受けており、この貴重な自然を次世代にも残していきたいという願いのもと、まずはより多くの人にこの魅力を知って親しんでもらいたいと、これらのハンドブックの発行に至りました。
この2冊のハンドブックは、期間限定で島民に無料配布したほか、隠岐の公立図書館や小中学校・高校に寄贈しているので、隠岐に住んでいる方であれば気軽に見て頂けます。
島根県・本土側では県立図書館にもありますので、ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
もしも手元に置きたいという方は、1冊1,980円(税込)と送料でご購入いただけます。
しぜんむらHPのお問い合わせフォームに、ハンドブック購入の旨と送付先を添えてご連絡ください。
今年度は第3弾として、鳥や昆虫などを扱った生物編を発行する予定です。
毎回、各方面にご協力いただきながら時間に追われての制作作業ですが、良いものができるように頑張ります!
(あいこ)
シースクーター&シュノーケリングツアー。
ツアーを作ったと思ったらコロナ禍に入ったため、
これまで一般向けにはなかなか出来ていませんでしたが、
今年の夏はようやく実施することができました!
隠岐の海中を自由自在に散策できる
環境省生物多様性センターが行っている「モニタリングサイト1000」は、略して「モニ1000(モニセン)」と私たちは呼んでいますが、全国1000か所以上に調査サイトを設置して長期間モニタリングし、そこの生態系の変化を捉えて保全につなげようというもの。(ご興味ある方は、こちらをご覧ください。)
このモニ1000の隠岐諸島・小島嶼部での海鳥調査を、しぜんむらでは鳥類の研究所に協力する形で担っています。おおよそ4年ごとに行っており、2022年の今年はその調査年に当たりました。調査対象は、島前・島後両地域の9つの島。今回は、夏の時期ということでヒメクロウミツバメとオオミズナギドリの繁殖確認となりました。
熱中症等の危険性が出てくるため、盛夏になる前に片付けてしまおうと、6月末から調査をスタート。
周囲が断崖になっている島が多く、着岸できそうなポイントを渡船に探してもらい、大体が飛び移るように上陸します。
島によっては釣り人も渡る無人島。使わなかったエサやお弁当の食べ残しなどをその場に廃棄・放置すると、カラスを招き寄せたり、偶然入り込んだネズミを繁殖させてしまったりと、島の生態系を壊してしまいます。実際に、侵入したカラスやネズミがそこに住む海鳥を食べてしまうということが発生しています。こうしたことから、海岸沿いでは漂着ゴミだけでなく、釣り跡の様子もチェックしています。
(写真:大森島にて)
そうして、モニタリングサイトを目指していざ内陸へ。
本格的な夏前とはいえ暑いこの時期。草や土にまみれて海鳥が地面に作った巣穴の数を確認するのはなかなか骨の折れる作業です。加えて、サイトに辿り着くまでの足場の悪いルートに時折足がすくんだり、サイトを示す白いポールが見つからなくて絶望しそうになったり、イラクサや何かの植物にヤラレたり、文字通り汗水流しての調査でした。本当に毎回全員無事帰って来られてよかった…!
そして幸運にも天候に恵まれ、ほぼスケジュール通りにすべての島を周ることができました。
(写真上:大波加島、下:島後・松島)
(あいこ)
]]>