なにやら意味不明なタイトルを
書いてみたが、何のことだと思います?

今我が家の庭で満開のサンシュの花。
8年前に小さな苗木を植えたものが
今では沢山の花を付けるまでに成長。


サンシュは好きな樹のマイベスト5にランクインしており
それなりの思いがあって植えたものです。
このとき同じくマイベスト5にはいる蝋梅も一緒に植えたのだが
こちらは、植えた場所に失敗があったようで
あまり花を付けてくれない。



この樹は、他にまだほとんど花のない早春につける
黄色の細かい花が良く目立つ事から
黄金花と別名が付いている。
それに対して、
秋に付く赤い実を珊瑚に見立てて
秋珊瑚との別名も併せ持つ樹なんです。

やっと風邪の症状が緩和してきて一安心。
昨日までのしんどさが嘘のように体が軽い。

本日は、海士町の自然とは何の関係もない話題。

今日のそんちょうは、
極真空手の隠岐島前道場生を連れて
米子で開催された昇段級審査会への参加。
こんなちっぽけな島の中で
普段一生懸命稽古に励んだ結果を出す日なんです。


黒帯に挑戦する道場生も中にいたことから
朝の高速船の中から緊張した。
まさに、我がこと以上に。

山陰支部の所属全道場は、米子で昇段級審査を受けるのですが
隠岐島の場合、これが大仕事。
車でさっと出かけることが出来ないわけですから
みんなご苦労さまです。

我が道場の場合
恥ずかしながら、技は他道場と比べ
全くたいしたことはないんですが
気合と根性だけはけっして負けていません。

人口2,500人の小さな島からの思いっきり元気を
極真・隠岐島前道場からも発信しています。

ここ2,3日体力的には風邪でダウン。
ですが、実際には仕事が山積みでもあり
ゆっくり寝ることもままならない状態である。

昨日も、ブログを更新したい気持ちと裏腹に
体力がついてこなかった。というか、頭もまわらなかったのだ。

空手で切った口の中も痛くて、物があまり食べられないし
最悪である。

仕方ないので、風邪の薬を服用しているのであるが
その中に、葛根湯がある。

日本古来よりの有名な漢方薬であり
効能も風邪だけでなく
何でも効くらしい。
本当かな?
漢方の力ってそんなに凄いのかな?

有名な落語に「葛根湯医者」なるものがあり
内容が面白い。
どんな症状の患者にも「葛根湯を飲みなさい」
と処方してしまう藪医者。
もし本当に葛根湯が万能薬であれば
藪医者でなく、もしかして漢方名医だったのかも。

ちなみにこの漢方薬の字を見ればクズの根と書くとおり
クズの根が主原料となっている。

海士町にも葛は厄介者となるぐらい繁茂しており
みんなで葛根湯作りも面白いかも。

隠岐島の自然を語るとき最も面白いのは
植物分布の複雑さだと思っている。

北から南下する北方系植物
大陸との共通種でもある大陸系植物
そして今日お話しする南から北上する南方系植物が
入り乱れて混在しながら生育する姿が
各所で観察できる面白さ。

海士町崎にある後鳥羽院ゆかりの三穂神社の
東側には海士町ではほとんど見られない
ヒトツバの群落が観察できる。


ヒトツバは、ウラボシ科の着生シダであり
温暖な気候でしか生育できない南方系植物。

だから、温暖な対馬暖流の影響を強く受ける
海士でも崎地区に数箇所と北分地区に1箇所
見られるだけの海士町内ではかなりの貴重植物。

しかも、ここ隠岐が北限となり学術的にも興味深い。

今、よほど目を光らせていないと
人為的錯乱(開発等)により貴重な生物がどんどん失われている。
これは、ここ海士でも例外ではない。

このブログでも機会があるごとに地元の貴重な生物を
紹介していくつもりですが
生物保護活動は、出来るだけ多くの方が
声を上げていただくのが肝心です。

あなたも応援是非してくださいね。

生あるものには一番輝いて美しい瞬間が
必ずあると思う。

人は、自分のすべてをかけて何かに打ち込んでいる時
最も輝くと思っている。

鳥もやはり、生への息吹を感じさせるとき
最も美しく輝くのではと思う。

あと一ヶ月もすれば、ここ金光寺山にも
キビタキやオオルリなどの夏鳥が飛来して
繁殖のため、美しい囀りを披露してくれるだろう。
新緑とあいまって、その時の美しさといったら
何者にも形容しがたいものである。

考えただけでもウキウキする。
あー、待ちどうしい。

今の時期、フィールドで最も美しい
一押しなのはこの植物。



艶々したウバユリの新芽である。

ユリ科のこの植物、花はお世辞にも美しいとは言いがたいが
新芽が演出する生命の躍動感は
目を見張る輝きを感じる。

ちなみに、カタクリが自生しないここ海士町では
このウバユリの根を摩り下ろして
片栗粉の代用にしていた食文化があるようである。

ゆったりとして、心地よくて
思わず眠ってしまいそうになるものなーんだ?

答え
自然村の愉快な仲間のベックが持ってきた
ハンモック


そう、ハンモックを自然村の森公園に設置してみました。
早春の柔らかな日差しの中
その中に入ってみると
そこは、安らぎとやさしさの空間が。
少しぐらい辛いことがあっても
ハンモックに入ってしまえばもう大丈夫。
自然に溶け込んでゆく静かな世界があなたを
包んでくれますよ。

今年の自然村は、ハンモック広場を創設します。
みんな、是非、是非安らぎにおいでよ。

青い空と透通る海にこだますサンバのリズム
海士町の宇受賀地区の海岸での一コマ。

自然村の助っ人 作曲家のウラポンと
今年の自然村主催の自然学校のコンテンツの
確立のために訪れた海岸は漂流物の宝庫(?)

そのまま放置すればただのゴミ
この自治体単位ではどうしようもない海岸漂流物ゴミ。

これに立ち向かうために
発想の転換で漂流物を地域の資源ととらえてみる。
漂流ゴミを使った自然体験をやってみたら
とっても面白そう。
しかも、環境教育にもつながる広がりもあるし。

自然村の引き出しにはいろんな切り口が用意されており
一つには、漂流物アート。


二つ目は、ビーチコーミング。
ここまでは、今まで取り組んできたコンテンツなんですけど
今年から、新しい切り口も提案していきます。

漂流ゴミで奏でる音楽。
上手下手は関係ない。
誰もが音楽好きになるための提案。

今日うらぽんと二人で漂流物音楽試してみたのですが
思わず夢中になってしまったんです。

  サンバを奏でるうらぽん

これは、きっと誰でも夢中になれると思いますよ。


道でばったり会ったS.Hじいさんと話し込んでいた時
ふと思いついて「つかり」作りの名人を知らないかと
尋ねると
さすが地元名士、すぐに
「それなら名人の家に今連れて行ってやる」
と言われ、名人の家を訪問し紹介してもらう。

海士町東地区に在住のHじいさん。
色々お話を伺っているとめちゃ素敵な老人である。
今回の目的の「つかり」は、なんと材料の紐から
手作りで編んでいる。しかも自分の畑にある
マニラという植物の葉を繊維にして。

  マニラの繊維

この作業が大変なんだと言いながら
既製品の紐を買って作る気はさらさらない。
あくまでも紐から手作りをするこだわり。
これぞ本物。
ちなみに「つかり」一つ製作するのに、
約50mの紐が必要だとか。


  マニラで編んだ紐


  つかり
 

 つかりを製作する手作り道具(自分で考案されたようだ)

色々話を伺うと、
どうも生活全てがそのレベルであり
パンも自前の小麦から粉をひいて焼く、
豆腐や味噌ももちろん畑で作った大豆からの手作り。

自然村の提案する自給自足のレベルとは桁違い。

極めつけは奥さんのセリフ
「正月前から買い物に行っていないの」
思わず「え〜、それって凄すぎ」
そして、心に深く染み入った一言
「お金の要らない生活をしだしたら、心がとても豊かになりました」

まっ、参りました。
偉大なるネイティブ オブ 海士。

というわけで、新しいネイティブインストラクター発見。

まずは、「つかり」作りを教えていただきます。
希望者は、隠岐自然村までご一報を。


本日も自然村にツワモノがやってきた。

軽井沢でインタープリテーション自然ガイドを
されているその道のプロ。
自然村と同業者であり
わざわざたずねてくれたことに感謝。

私は基本的に宴会嫌いで大勢での酒の席は
あまり好まない方ではあるが
同じ志を持った方と飲む酒は格別にうまい。
普段よりはるかにハイペースでグラスが進んでしまう。

飲みながら共通の夢を大いに語る
これぞ男のロマン。

一昨昨日も本土で島根県内の地域活性化に
燃えるツワモノが集まる会に出席させていただき
沢山の元気をもらってきたばかり。


  金光寺山から望む燃える夕日

今日の彼といい、一昨昨日の連中といい
廻りには、頑張っている人がいっぱいで
究極の田舎暮らしをしていながら
とてものんびりなんかしていられない。

実は、田舎暮らしって、とっても忙しいんです。

やー、暖かいですね。
身も心も踊りだしそう。
待ってましたとばかりにね。



来るのを待ちわびた春。
でも、本当に早く来て欲しいのは
もっと他にあるんです。
待っている人が・・・。

出張で2日間留守してたんですが
さっき、海士町内の道路を軽トラで走っていたら
一生懸命に飛びながら道路を横切る小さな生き物が。
なんとヤマアカガエル。今シーズン初確認だよ。

この暖かさは本物かも。

隠岐自然村では、いろんなイベントを行っているんですが
今回ははシネマ上映会。



先日も若い仲間達が10名ほど集まって
「オーシャンズ12」の上映会しました。
今海士町にどんどん集結しているIターンの若者達の
強い絆作りをこの映画で表現してみる提案のようです。

今後も環境映画やタイムリーな問題作品など
誰かが「この映画是非見たいね」と
提案したものをどんどん上映していこう
という意思もみんなで確認したところです。

なんといっても海士町には映画館が無いわけですから
こんな取り組みとても大事だと思っているんです。

次回の上映会のお知らせは、このブログで案内します。
どなたでも参加OKですから是非あなたも来て下さいね。

もちろん参加費は無料です。実費のみ割り勘でお願いね。


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