本日は地元中学校と小学校のダブル自然授業
中学生には、学校周辺でのバードウォッチングをレクチャー。
幸い、ハイタカ、ノスリなどの猛禽が飛翔し
結構内容の濃い野鳥観察となって、思わずにんまり。

ここ海士町では、過去200種以上の野鳥の観察記録があるが
近年の急激な島の自然環境の変化により、
今後はどうなっていくのかいささか不安材料も。

最近仕事に追われる日々が続いていることもあり
個人的になかなかバードウォッチングをする
機会も無く、さみしいのわけであるが
今ちょっぴり気になる鳥がいる。

いつも一人ぼっちで中里地区の諏訪湾の同じ場所にいる
一羽のセグロカモメのことである。



いつからだろう、思えばかなり前から見かけるようになった。
カモメの仲間は普通群れる性質を持つのであるが
彼はなぜかいつも一人ぼっちで、
その場所からあまり離れようともしない。

自分的にはとても心引かれる存在でもある。

なぜかって?

それは、私も社会性をもたない
孤独を好む性格の持ち主であるから
なぜか親近感を持ってしまうのだ。

確か今から30年以上ほど前に一世を風靡した
リチャードバックの「カモメのジョナサン」という
大ベストセラー小説があった。

その当時、私も読んでみたのではあるが
あまり面白いとは思わなかった。
というか、内容がよく理解できなかった
というべきなのかもしれない。

ジョナサンは諏訪湾の彼と同じ孤独のカモメであった

今、彼を見ていてふとその小説を思い出したのであるが
きっと今読むとその面白さが理解できそうな気がする。

生きるのに重要なことは、食べることではなくて
早く飛ぶことだ。本当の飛ぶ歓びを味わうことで
真の自由を手に入れようとする。
その異端児ぶりから、群れから追放されてしまうジョナサン。

自分の強い意志と夢の追求と引き換えに孤立してしまった彼。
一見無駄に見えることに人生を見つけた彼の生き方。

今の私にはとても共感できるんです。

隠岐自然村の横にある公園の梢で
ホオジロが見事な囀りを聞かせてくれた。
春の気配を敏感に察知した雄の鳥たちは
嫁取合戦に余念がないようだ。

私が海士町に移住した時の印象は
なんとウグイスとホオジロの多い島だと感じたこと。

海士町を含めて、西ノ島、知夫村の島前三町村は
かつて全島にクロマツが植林されており
それが昭和50年代からの松くい虫などの被害により
全滅したことから森林が著しく減少した地域である。

松林が枯損した直後、植物の遷移からいえば
当然まず草原に変移し、島が藪地化していく。

そのような状態ではそこに生息する鳥類も
著しく偏った種類のみが占有していくと考えられる。
もちろん、森林性の野鳥は姿を消し
草原や藪地を繁殖場所に選ぶ種のみが増えだしたのだろう。
だから、ウグイスとホオジロの島となったのではと
勝手な推論を立ててみた。

我が家の庭先にあるピラカンサの実が
かなり少なくなってきた。


秋にはあれほどたわわに実っていたのに。

それもそのはず。
風に吹かれて落下した実も沢山あるが

小さな訪問者が毎日せっせと食べに来ているのですから。

この小さな訪問者、名前をジョウビタキといい
背中に白い斑点が左右対象に2つあることから
紋付鳥の通称がある。


秋になると日本各地に渡ってきて
春にはまたロシア方面へ渡っていく
冬鳥です。

ピラカンサの実はさほどおいしくないらしく
あまり鳥達に人気のない実ですが
毎日せっせと食べているということは
よほど野山に餌が不足してきたのだろう。

明日は自然村にもそろそろ餌台を設置しなければ。

ここ2,3日金光寺山では
ハイイロチュウヒがうろついており
それに刺激されて、私のDNAが騒ぎ出す。
いてもたってもおられずに
久しぶりにバードウォッチングに出発。

海士諏訪湾に到着すると
意外とにぎやか結構、結構と思わずにんまり。

そんなわけで今日は諏訪湾鳥図鑑を掲載します。  


        オオセグロカモメ 3才型


        左からマガモ、オカヨシガモ♂、オカヨシガモ♀、ホシハジロ♀


        セグロカモメ


        ハジロカイツブリ


        カンムリカイツブリ(カイツブリ科の中で最大種)


         カンムリカイツブリとハジロカイツブリの大きさ比較

「黒くて気持ち悪い」「畑を荒らしす悪者」
などとカラスに対して周りの人々から
あまり良い評判を聞きません。
海士町には、ハシブトとハシボソが通年を
通して生息していますが
この季節になると4種類に増えるのです。
ロシアや中国などユーラシア大陸から
ミヤマガラスとコクマルガラスが訪れるからです。

   【水田に降り立つミヤマガラスの群れ】
今シーズンは今日初確認をしました。
海士町東地区の水田に75羽餌をついばんでいる姿を
見せてくれたのです。
彼らは、通年いるふてぶてしいカラスとは違い、実に臆病者。
ちょっと人影を見ただけで大パニック。
いっせいに飛び立ちます。
きっと大陸では人間社会と共生することなく
生活しているんだろうな。
その証拠にゴミあさりはしないようです。
以前は九州を中心に渡って来ていたようですが
最近はその領域を全国的に広げているような
情報も入ってきています。
生息数が増えたことにより分布が広がったのなら
良いけれど、もし温暖化の影響であったのなら・・・。

金光寺山ドライブウェイの桜並木は最好調…
を少し過ぎたようで地面は花びらのじゅうたん。

自然村レストランから外の景色を眺めていると
何やらたくさん飛んでいる。ん!ツバメか?
そうです。今年もやってきましたね、ようこそ。
ツバメ 初認日4月8日


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